モビリティシステムサービス
超小型EVシェアリングサービス実証実験へのシステム提供
ENEOSホールディングス株式会社様
2021.03.31
さいたま市とENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS)および、OpenStreet株式会社(以下、OpenStreet)により2021年3月より実施している超小型EVシェアリングサービスの実証実験(※1)において、弊社の車両制御システムおよびデータ取得システムを提供いたしました。
本実証実験は国土交通省のスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定された「さいたま市スマートシティ推進事業」の取り組みの一つとなります。
提供システムの概要
カーシェアリング事業の基盤となるシステム「Will-MoBi」を提供いたしました。「Will-MoBi」の主な機能は、遠隔での車両制御や、車両の状態・位置データのリアルタイムでの取得などです。
本実証実験では、ユーザー向けのアプリケーションを提供するOpenStreetのシェアリングプラットフォームと連携し、車両制御やデータ取得を柔軟に実施できる仕組みを構築。また、商用車として国内初導入される世界最小クラスの4人乗り超小型EV「FOMM ONE」(※2)に「Will-MoBi」が搭載されており、超小型EV独自のデータ取得やEV車両制御システムも構築いたしました。
超小型EVシェアリングサービス実証実験の概要
- 場所:大宮およびさいたま新都心周辺エリア
- 日時:2021年3月23日開始
- 内容
実証実験では、移動シーンにあわせて複数のモビリティから最適な手段を選択できるシェア型モビリティサービスの第一歩として、OpenStreetのシェアリングプラットフォームを活用して、既に実装されている電動アシスト自転車とスクーターに加え、新たに超小型EVのシェアリングサービスを開始します。異なる利便性を持つモビリティを選択、利用できる環境を整備することで、まちの交通利便性の向上を実現します。
また、複数のモビリティ拠点となるマルチモビリティステーション(以下「ステーション」)では、各車両に利用する電力の一部をENEOSが再生可能エネルギー由来の電力で供給し、低炭素社会実現に貢献いたします。
今後の展望
本実証実験において、弊社がシステム提供いたしました超小型EVシェアリングサービスは、片道利用できるサービスとして8ステーション20車室から開始し、順次拡大していく予定です。
また、Will Smartでは、今後もこのような都市機能の利便性向上を目指すモビリティ領域におけるシステム提供を通じ、人々が安心して移動できる社会の実現に寄与してまいります。
(※1)実証実験の詳細は、下記をご参照ください。
(外部リンク)さいたま市記者発表「シェア型マルチモビリティの実証実験を開始します」
(※2)FOMM(超小型EV)については下記をご参照ください。
(外部リンク) https://www.fomm.co.jp/
ENEOSホールディングス株式会社様